渦巻き好きな女の子
渦巻く人の波の中
一人の少女が笑ってた
渦巻く髪の愛らしい
渦巻き好きな女の子
だから私は連れてった
ぐるぐる渦巻く黒い海
彼女は叫んで喜んで
波にぐるぐる溶けてった
思い出さえも残らずに
一緒にぐるぐる溶けてった
解説
友人と電話で話しながら落書きするのがクセで、
この詩の主役"渦巻き好きな女の子"は、その時のイラストが元です。
読んだ時のテンポを重視した、楽しげな詩を試みました。
明るいのにブラックな雰囲気(つもり)は、
ティム・バートンの「オイスター・ボーイの憂鬱な死」の影響でしょうか(苦笑)