「燃える翼の女の子」
燃える翼で くるくると
踊る裸足の女の子
黒い数字の時計盤
月夜に白く浮き出して
地球に抱かれて落下した
硝子の針が突き刺さる
赤く、赤く、赤く、赤く…
燃える翼は たたまれて
眠りに沈む 女の子
夜闇に残った光源は
煌々かがやく 火の粉だけ
解説
テンポ重視の、「渦巻き好きな女の子」風な詩を作りたくなりまして。
これはもう、"女の子シリーズ"を立ち上げかねない雰囲気です(笑)
絵本的な表現を目指して、読み仮名を沢山付けました。
でも、子供には読ませたくない詩ですね。あはは←阿呆
2003.12.