| 映画 英雄〜HERO〜 主演/ジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン |
部隊は古代中国。秦王の前に傅く、王を震撼させる三人の稀代の刺客を倒したという男・無名。
刺客らをいかにして倒したかを語る無名の話は、多くの謎を含んでいる。はてさて真実は如何に!?
無名の語り→回想で展開していく物語で、まぁ面白かったですが…騙しが多過ぎて、「またか」という気も。
同じ人間の死が何度も描かれているので、真実のが薄まってしまった感じがありました。
真実であれ虚言であれ、無名の回想のみで構成される話は、真実を探る推理の余地をあまり感じさせなかったかな。
最後になって、「あぁ、そうだったんだ〜」という、納得系な話という印象が強かったです。
画面の色づかいは凄く綺麗でした。閑散とした風景が多いからこそ、あれだけ派手に画面にやっても平気なんだろうなぁ。
衣装含め、布の使い方も面白かったです。雨の中での戦闘シーンは、静と動のコントラストが…素敵。
やっぱりリーリンの動きは綺麗かつ、かっこいいですね。惚れ惚れ。ただ、剣技だけだったのが淋しかったです。
しかし、折角あれだけ動けるキャストで作ったのなら、無理にワイヤー使わなくてもいいと思うのですが。
CGの使い方はいい感じでした。それ程気にならなかったです。いや、ワイヤーアクションに気を取られた所為ではなく(笑)
アクション、本当に綺麗だったなぁ…。
残剣と飛雪が秦皇暗殺(むしろ道場破り)に向かった時の戦闘は、三国無双の二人プレイだと思いました☆←阿呆
2004年/史劇・アジアンアクション
|
| 映画 マイノリティ・リポート 主演/トム・クルーズ |
50年後くらいの近未来、アメリカでは予知能力による犯罪防止システムが導入され、殺人は未然に防がれるようになった。
そんなある日、警察官の主人公トム・クルーズ様(否役名)に、「近々殺人を犯すゼ容疑」がかけられる…!
しかも被害者は、トムの全く知らない男。何でやねん、俺はそんなん殺さんわ!と、容疑を晴らすためにひとまず逃げる!
…すみません、大まかにはこんな感じですが…おふざけが過ぎました。もっとバシッとした話ですので〜(滝汗)
映像がとても綺麗でした。一枚の絵のような光と影のコントラストと色。近未来の描きっぷりも素敵。
映像に気をとられて、音楽はあまり印象に残りませんでした…あわわ(>_<;
下地の割に、展開は普通でした。ただ、所々のお笑い要素が絶妙。かっこいいトムクル様のマヌケっぷりが堪りませぬ…!
"驚き"より"納得"しがちな物語でしたが、そこそこ面白かったです。本当に映像綺麗だし。ビバ近未来。
私的見所は、眼球手術を終えたトムが、冷蔵庫の中のサンドイッチと牛乳に手を出すシーン。あれはもう…完敗です☆
2002年/SF・サスペンス
|
| 映画 A KNIGHT'S TALE (和題/ロック・ユー!) 主演/ヒース・レジャー |
パッケージ無しDVDで借りたので、確かではないのですが…多分原題がKNIGHT'S〜ではないかと。
中世ヨーロッパ。騎士に憧れる平民の青年が、努力と運で夢を叶える…一種のサクセスストーリー?
武術会、騎馬槍種目での各対戦は、簡単で決着が早いクセに大迫力。かっこいいなぁ、騎馬。
どこにでもあるような物語なので、新鮮味には欠けますが…最近はやたら入り組んだ映画が多いので、面白かったです。
期待を全く裏切らない展開なので、とても安心して観られます。あはは。気楽に観たい時にオススメ。ほっとします。
乗馬での槍試合を中心に話が展開していくのですが、この槍試合。本当にかっこいいです。破片、パスタのクセに…!
鎧や服も、実際のものを微妙に再現しつつ、物語の明るい雰囲気に合った感じで…ナイスでした(>_<)b
中世モノなんですが、どの時代にもある"流行"を現代人にも分かり易く表現する為に、色々現代チックです。音楽もロック。
確かに分かり易いんですが、「なんじゃそりゃ!」と一度はツッコまずにはいられないこの凄さ。レッツつっこみ!
QUEENの「WE WILL ROCK YOU」で始まる中世映画…発想は新鮮かも(笑)←褒めてます。
2003年/アクション
|
| 映画 フロム・ヘル (R15指定) 主演/ジョニー・デップ |
霧の街ロンドンを騒がせる、娼婦ばかりを狙う猟奇的連続殺人犯「切り裂きジャック」。
麻薬でトリップしている間、近い未来を垣間見る事の出来る警部が、犯人を追う!ヒロインもジョニーも可愛いv
薄暗く湿った街の雰囲気と、繰り返される残酷な殺人事件、そして麻薬という荒廃的な力で事件に立ち向かうジョニー。
全てが溶け合って、ひとつの時代の終焉を思わせる雰囲気が描かれていると私は思うのですが。
推理する事より、序盤でジョニーが観た自分の未来と実際の未来との差、そうなった選択の分かれ道に惹かれました。
男性よりも女性の方が、その辺りは楽しめそうかな。切ないラヴロマンスと言っても構わないのではないかと。
残虐的なシーンと娼婦関連でR15指定なのかな。
表現は「怖い」というより、「気持ち悪い」だと思われます。私は映像的グロさは平気なので、大丈夫でしたが。
殺人シーンとか苦手な方は、やめておいた方が無難だと思います、はい。
最後は、話的には泣けるんですが…すみません、笑いました。泣きながら笑いました…ジョニー最高!(TдT;
2002年/サスペンス
|
| 映画 模倣犯 原作/宮部みゆき 主演/中居正広 |
友人に試写会の券をいただきまして、一緒に観に行きました。2002年5月。随分前だなぁ…。
謎の連続殺人犯を、家族や大事な人を奪われた人たちが追う。奥が深くて面白かったです。
観る者には、推理うんぬんではなく、登場人物の心の動きを感じてもらいたいのではないかと。違うかなぁ?
頭のいい、心の複雑な犯人「ピース」の行動。すごく理解できて、観ててある意味痛かったです…(=_=)
やるなら完璧に。信じられるのは自分だけ、普通の家庭、必要とされる事への憧れ。そして、世に名を残す→存在の証明。
本当は全部分かってたくせに、バカやらずにはいられなかった。共感覚えた人、多そう。そうでもないか?
「『生きている』と思い込んでいれば、たとえソレが死んでいても、人は救われる。」(うろ覚えです、はい)
必ずしも真実を知る事が幸せとは限りませんものね。しょっぺぇけれど。
曲も良かったです。テーマ曲なのかな、「モホウハン」てバックに入るヤツ。
話の時間移動も面白かったです。パズルみたいな感じで。邦画は基本的に信用してなかったんですが、これはオススメです☆
2002年/邦画・サスペンス
|
| 映画ザ・ロック 主演/ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー |
孤島に立つ脱獄不可能な刑務所、アルカトラズ。今は観光名所なザ・ロックに、観光客を人質に立てこもる元軍人たち。
政府は、唯一そこから脱獄した終身刑の男を使い、進入を試みる。が、あっという間に特殊部隊は全滅。
残ったのは老年期の終身刑爺コネリーと、薬物取り扱いヘニョヘニョ研究員のニコラス。どう考えてもやべぇだろオイ。
話の積み方が上手くて、飽きずに最後まで観られました。いい意味で期待を裏切る逆転が山盛り。
ニコラスとコネリーが危険な仕事を引き受けた理由が、正義感でなく大事な人への愛っていうトコロが、等身大で大好きです。
一生懸命走る、でもゆっくりなコネリーがごっつ可愛いv
一番印象に残ったセリフは、刑務所にいた頃を語るコネリーの一言。
「刑務所では他の囚人に襲われないよう、周囲に気を付ける。昔はモテたが、近頃はめっきりだ」モテたいんかい!!
1996年/アクション
|
| 映画小説家を見つけたら(原題・FINDING FORRESTER)主演/ショーン・コネリー、ロブ・ブラウン |
自分の才能を知らない少年と、偏屈な天才文学爺との出会いと成長を描く。…こう書くと、つまらなそう(笑)
若輩者(少年)が年配者(爺)から学ぶ話は多いですね。そして爺が偏屈ッぷりを直すという。
この話では、爺の偏屈は直りません。そして、文学(知識)を学ぶのが少年ならば、爺が教わったのはおそらく、人生の美しさ。
DVDパッケージのコピー、「あなたが教えてくれた、人生がこんなに美しいこと」。
これは、口調からいけば少年が爺にむけた言葉なんですが、実は爺が少年にむけて思っているのではないかと。
終始ほのぼのとした雰囲気で、けれど飽きさせないタイミングで笑いが織り交ぜられています。文章好きにオススメ。
そして最後、ほわんとした笑いの後に来る泣き。これは絶妙。上手い。泣きました。コネリーの声がまた…(ToT)b イイ!
ああ、書いてるだけで泣けてくる…涙腺弱いなぁ、自分。
最後に、印象深い台詞を。「先に逝った者が、後に逝く者の恐怖を薄めることは無い」
2001年/人間ドラマ
|
| 映画TIM BURTON'S NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS 原作・製作/ティム・バートン |
ビデオ発売時、ジャックに一目惚れしました。
クリスマスにあこがれたハロウィンの王ジャックの、周囲を巻き込んだ華麗なるはた迷惑な暴走失敗物語。
好き嫌いが分かれそうですが、キャラがどれも魅力的で可愛いです。
ストップモーションで撮られた映像は、手作りの温かみを感じさせつつも、キャラは皆異様でどこか不気味。
背景も"ハロウィン"に似合った、薄暗く奇妙な世界、光と闇のコントラストも凄く綺麗です。
ティム・バートンらしい造りがあちこちに見えて、ファンには堪らないモノがあります(*´Д`)
音楽、歌も含めてとても素敵です。作曲はバットマンやスパイダーマンのダニー・エルフマン。英語ジャックの歌声ですね。
感情を含めて歌うのが、ミュージカルの楽しいところ。ジャックの立ち直りの早さには笑えます。超剛速球。
主人公ジャックの迷惑な自己中っぷりに笑い、ナイトメアタウンの住人の間抜けっぷりに笑い…面白いです。
学ぶところとかは、まぁ置いといて。バカですよねぇ、ジャック。でもそこが可愛い…v
クリスマスの研究の終わりにジャックが叫ぶ言葉、「ユーリカ、ユーリカ!」。
これ、アルキメデスがアルキメデスの法則を見つけた時に叫んだ言葉だったんですね。無知なもので…(-_-;
1993年/ファンタジー
|
| 映画SPAWN 原作/トッド・マクファーレン |
仲間に裏切られ殺された男が、悪魔の甘い囁きに騙されて生き返り、自分を騙した悪魔に復讐するお話。
原作のクールさと暑苦しさ、そして主役の人間臭さがそのまま表現されていて、イメージ通りでした。
CGがすごく綺麗です。特に、パーティー会場に天井から降ってくるスポーンのマントっぷりに感動。ばさ〜!って。←?
音楽もかっこよくて、戦闘シーンは興奮!原作FANにサービス的な、イメージまんまのキャラがコソコソ居るのも素敵。
SPAWNの面白い所は、主役スポーン=アル・シモンズの生っぽさだと私は思ってます。
自分の境遇を嘆きもするし、個人的復讐にも燃える。愛する女性の幸せを望み、その為なら自分の存在すら隠す。
目茶苦茶強いけれど、でも孤独は寂しいから嫌。その等身大っぷりに魅かれます。可愛い。
映画のラスト、教会の十字架に座るアルちゃん(←ちゃん?)が寂しげで、母性本能をくすぐらんでもないです。可愛いw
泣ける映画ではありませんが、最後はちょっとしんみり。特撮やCG、アクション好きな方だけでなく、女性にも楽しめそう。
ヒーローアクションと見せかけて、根本にあるテーマは「愛」でしょう、コレ。アルちゃんのワンダに対する愛。
でも純愛ラヴロマンスとは言い難いくらい戦闘・流血シーンがあるので注意です。
2000年/アクション
|
| 映画A.i. 監督/スティーブン・スピルバーグ 主演/ハーレイ・ジョエル・オスメント ジュード・ロウ |
母親の愛を求める人工知能(ロボット)の子供。親となったはずの人間達の都合で、彼は棄てられてしまう。
母に愛されたい…その一心で、本物の人間になる方法を求めて、ロボットの少年は旅に出る。
映画館で観ていて、ハーレイとジュード・ロウがマンハッタンに向かったあたりで、すごく心配しました。
現実的な世界観のこの映画で、このままデイブ(主役)が妖精の魔法とやらで人間になったら、最悪だなぁ…と。
杞憂でした。夢は壊さず、しかし現実のしょっぱさは残しつつ。親父声のテディ・ベアが可愛い。
最後の最後に泣きがきます。悲しい涙でも、幸せな涙でもない…何て言うんでしょうね。後味は悪くないのですが。
これは多分、母性がある分、女性の方が泣きそうですね…ええ、私はガッツリやられましたとも。
宣伝ポスターのキャッチコピー、
「デイビッドは11歳/体重27キロ/身長137センチ/髪の色、ブラウン/その愛は真実なのに/その存在は、偽り」
これで観に行きました。そういう人、多いんじゃないかなぁ。コピーって本当、大切ですね。
2001年/SF・ファンタジー
|