ゲーム語り

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リリーのアトリエ鬼武者3バテン・カイトス真・三国無双3 Empiresガンパレードマーチ
俺の料理鬼武者 無頼伝テイルズオブファンタジアファイアーエムブレム紋章の謎サイレントヒル2

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リリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術師3〜 ガスト/PS2 アイテム作成・錬金RPG

マリー、エリーに続くアトリエシリーズ三作目。前作までの舞台であるアカデミーを建設した人の物語。
錬金術を広め、行き詰った錬金術の分野に新風を吹かせる為に、別の大陸からやってきた一行。
駆け出しの錬金術師であるリリーは、錬金術の学園を建て、無事に大望を果たせるのだろうか…。

ゲームパッケージにはRPGと書いてあるものの、純粋なRPGとはだいぶ違う感じ。
戦闘方式や移動、街の人に話しかける辺りはRPGなんですが、根本にあるのは材料収集とアイテム作成です。
性格・能力共に個性豊かな仲間と出会い、色々な採取地に出掛けて材料を集め、錬金術でアイテム作成。

本来の目的は錬金術で作り出したアイテムによる依頼達成→報酬金を貯めての学園建設ですが、
錬金術、というだけあって、"金"、さらにはその上の新たな金属を作り出せたりも。
作成したアイテムのアルバムもあるので、やりこみプレイにも楽しいです。

材料の調合量の調整の他、材料そのものを変える調合も可能になって、作成の自由度が格段アップ。
イベントの数も増えていて、難易度も程々…2週目、3週目と、長〜く楽しめました。
以降追加された"ナマモノ系アイテムの腐敗"システムがないのも、かなりいい雰囲気(笑

ただし、完全にRPGを期待してのプレイは微妙かと。"図鑑を埋める"系統の作業が好きな人には最適かな?
期間を計算しての作成とか、計算要素も多少はありますが…それも中途半端。

否定的な事も並べましたが、私は大好きです。図鑑埋め、アイテム作成と材料収集…堪りません。
あ、本編フルボイスです。けっこう豪華な声優陣なのではないかと。
MGSのスネークいるし…ラヴ!←脱線


鬼武者3 CAPCOM/PS2 戦国サバイバルアクション

1582年・日本。燃える本能寺にて、幻魔王・信長と鬼武者・左馬介が対峙していた。
2004年・パリ。平和な街に突如として怪物たちが現れ、街は血と騒乱に飲み込まれていた。
現代の男ジャックと戦国時代の男・左馬介。互いの時代に飛ばされた二人の鬼武者の行く末は如何に。

戦国バイオとして名高い(オイ)、戦国アクション3作目。金城武とジャン・レノを遠慮なく操作。
刀と鞭の差はありますが、操作方法はほぼ前作までと同じ。一撃必殺・一閃の出し易さも2譲りでした。

親切な操作説明&練習モードもあるので、過去の二作をプレイしていなくても、安心して遊べるかと。
ただ、流石に役者のファンというだけで手を出すには、ちょっと大変かな…。

パズル的なものも多々ありますが、基本は、敵をなぎ倒していく快感を狙ったゲームなのかな?
ボタン連打でも倒せます。上級者は一閃等の技術を要する技を駆使して進んでいくんだろうなぁ。

現代のパリが舞台の一つになっている事もあり、見覚えのある風景が出てきて、ちょっと新鮮。
お遊び要素や衣装替え、ミニゲームも数種類あって、そこそこ長く楽しめるかと。

前作(前々作?)のデータがあると、最初から衣装が選べるみたいです。←最初からパンダだった人
また、3のデータがあると、「鬼武者無頼伝」に最後の隠しキャラが登場したりも。
鬼武者3のみで遊んでも、クリア回数等で隠し要素は出せます。無頼伝は無理ですが…;

日本語吹き替えな期間が長いけれど、ジャン・レノ本人の声も入っているのにはビックリでした。
フランス語、エレガントな響きですね〜。素敵やわぁ。


バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海 ナムコ/GC RPG

大陸が空に浮かび、そこに住む人々の背には、「心の翼」と呼ばれる羽が生えている世界。
少年は敵討ちの為、少女は偉大な目的の為、今旅立つ!

戦闘に交流に、マグナスと呼ばれるカードを駆使して進んでいくRPG。
やさぐれ気味のヒーローに取り憑いた精霊となって、彼らの運命を左右してやりましょう。←!?

主役はヒーローに取り憑いた精霊=自分。事あるごとに話しかけられるのが、ちと照れくさかったり。
物語は、ヒーローがやさぐれているだけあって、王道ファンタジーでありつつも、少々変わっています。

戦闘が少々鈍い感じもしますが、某大作RPGの大魔法連発よりは全然マシかな…(笑
カードの仕組みや操作方が少々とっつき難い感はありますが、慣れると楽しくて仕方がないです。

属性の観念は重要ですが、物理と魔法の境は微妙。なので、好きなキャラでパーティーを組めます。
「回復魔法は必要だから、この子は外せない」なんて事も無し。回復カードをデッキに突っ込むだけ☆

一度入手したカードを一覧に記録してくれたり、特定のカードの組み合わせで新アイテムが作れたりと、
流石テイルズシリーズのナムコ!と唸らせられるような、やり込み要素がモリモリです。
敵や仲間の写真を撮って、それを売って資金にするっていうのも吃驚。「最高の自分を見せてください!」

カメラ遠すぎ、マップ広すぎ!と思う事もありますが、幻想的な背景絵が凄く綺麗でした。
やり込み・収集好きな方、羽が好きな方、登場人物に自分の存在を意識されたい方(笑)、オススメですb


真・三国無双3 Empires コーエー/PS2 一騎当千アクション

中国は漢王朝時代終末、乱世。魏・呉・蜀の三国が全土統一をそれぞれ志す時代。
敵を倒して国を取り、目指すは乱世の終結!

一騎当千アクションの名の通り、爽快なアクション(ボタン連打でOK)と強さで敵を薙ぎ倒すゲーム。
今作では国取りの要素が加わり、シミュレーション的要素がチラリ加わりましたが、相変わらずの無双です。

三国志を多少知っていると、あるいは前作をプレイしていると、クリアが楽かもしれません。
先に倒しておくべき武将がかなりいるので。三国志最強の呂布、呉の孫堅、魏の曹操とか。劉備は…まぁ(笑

倒した国の武将は、仲間にする事もできます。渋々ヒゲ集団やハーレムを作る事も可能!ステキ!
今後の事を考えてメンバーを選ぶのも、好みで選ぶのも自由。仲間にした武将はプレイキャラに選択可能ですし。

史実通りの各勢力からひとつを選んで統一を目指す演義モード、好きな土地から好きな武将で始める仮想モード。
仮想モードはありえない人間が大将になっていたりするので、三国志を知っていると妙な可笑しさが。

自分で作ったオリジナル武将(否プレイヤー)がこっそり混ざるのも、なんだかくすぐったかったり。

注意点は、今までの無双とは違い、2P協力プレイが出来なくなっています。2Pは対戦のみ。
さらに、武器や武将を鍛えた状態で最初から、というのも出来ません。毎回レベル1からスタート。

爽快感は変わらずですが、敵部隊の全滅がステージクリアに必要になったので、少々面倒な部分も目立ちました。
敵のコンボがやたらと決まり易くなっていて、いやらしい部分も増えてます。時々アタマに来ます、ホンマ(笑


高機動幻想ガンパレードマーチ SONY/PS 学園・戦闘シュミレーション

正体不明の怪物"幻獣"との戦争が始まって半世紀。世界は壊滅的被害を受け、ついに日本にも幻獣上陸。
戦争で失われた兵の穴を埋めるのは、中卒の年若い少年兵たち。彼らの、日本の、世界の行く末はいかに!?

…と、かなり切羽詰った世界ではありますが、プレイしてみると、意外と平和でした。
戦闘の準備や訓練もありますが、恋に走るもOK、禁断の愛に踏み込むもOK、遊び呆けるも自由。

普段は学園パートで、授業に出たり、訓練や仕事をしたり、友達や彼女を作ったり。
時々入る戦闘では、エースパイロット目指して敵を狩ったり、周囲のサポートに回ったり、一人撤退…

とても自由度の高いゲームで、本気で戦闘に挑まずとも、恋人を作らずとも、とりあえずクリアは出来ます。
戦闘開始と同時に反転して、ひとりサッサと撤退したって問題ナシ!無職でボーッと過ごしても問題ナシ!

ただ、死んだ人は当然帰って来ません。好きな人を守りたければ、相手によっては頑張らねばなりませぬ。
実戦メンバーは、やはり危険ですし。権力を駆使して、好きな子を安全な部署に移動☆もアリ(笑

プレイヤー以外のキャラ(NPC)にも感情や人間関係があって、陰謀の嵐が吹き荒れたりするのも楽しいです。
同性と"Hな雰囲気"になった時には、慌てて逃げました。NPC同士のいい雰囲気を邪魔した時も逃げました。

一周クリアで部分的に音声付き&プレイキャラを4人から選択可能に。クリアランクは関係無いかな?
Sランククリアで、ほぼ全キャラ選択可能の下準備完了、好きなあの子を操作できるその喜び。

参考までに。一周目速水、最後ギリギリまで膠着状態でもAランク、二周目舞姫でSランクでした。
死人さえ出さなければ、何とかなる様子。三周目は滝川、4月半ばで幻獣全滅…慣れって恐ろしい。


俺の料理 SONY/PS 料理アクション

世界を救う為、包丁を片手に立ち上がる勇者ただお(仮)。暇だから立ち上がる料理人まさお(仮)。
客を満足させて店の評価を上げ、各ステージのボスを料理対決で倒していきます。

行く先々の様々な店で、料理の腕を振るい、怪人を倒し、ゴキブリを叩き、食い逃げを追い、皿を洗う主人公。

普段は使わないグリグリ(アナログスティック)を、左右両方使うゲームです。むしろ、グリグリばかり使います。
複数の客が注文した料理を、一人で作り、時にはゴキを倒し、酔っ払いを追い払う為に警察を呼ぶ。イヤ本当に。

人参を真っ二つにしただけのカレーとか出せます。卵なしオムライスとか出せます。なんちゃってオム。
生煮え丸ごと当たり前☆オーブンは火を噴き、てんぷらは黒焦げ、ハンバーガーはケチャップで真っ赤…惨劇!!

操作に慣れれば慣れるほど、やたら楽しくなるゲームです。レジのおばちゃん、両替すら料理人にやらせるし。
難易度ごとに変わるストーリーも、なにやら楽しいです。モニョモニョモニョ〜ン!←あいさつ

グリグリをフルに使ったゲームがやりたい方、緩い笑いが好きな方、ジャイ○ンの母ちゃんが好きな方、GO!←!?
ただし、このゲームをやったからといって、料理の腕が上がったりレパートリーが増えたりは…多分ありません(笑


鬼武者 無頼伝 CAPCOM/PS2 マルチ対戦アクション

時代は鬼武者2の数年後。鬼武者1・2に登場した人間や妖魔による、サイドストーリー的なゲーム。
鬼武者1と2のキャラがほぼ総出演でした。大きすぎる敵や、戦えなさそうなお姫様は使えませんが。
話の内容的には、"その後"。子供だったあの子が大きくなってたり、なかなか愉快です。

魂を吸ってレベルを上げたり、アイテムで強化したりする、一風変わった格闘ゲーム。
そのあたりは、通常の鬼武者と同じですね。装備品の効果は微妙に違っていたりもしますが。
5段階選べる難易度が親切。格闘の苦手な方でも大丈夫かと。ヘボゲーマーの私でさえ、ノーマルで終われました。
アイテム収集、レベル上げ、3週目でより深くなる、各キャラ毎のストーリー。やり込みゲーム?

操作方法を掴めば、楽しいゲーム。隠しキャラやお笑い系な武器等、追求したくなる要素が沢山ありますし。
ただし、ひたすら敵を倒していく部分が多いので、飽きがくるのも早かったです(苦笑

まぁ、私が飽きたのは、隠しキャラの為にキャラ育成も物語もない対戦モードを200戦した所為?
私は弟と共通のデータでやっていましたが、コレ…一人でコンプリートは辛いだろうな…(=_=;

鬼武者、鬼武者2、そして無頼伝。弟に流されるままにプレイ。3もやるんだろうなぁ…。ジャン・レノだし。


TALES OF PHANTASIA ナムコ/SFC・PS・GBA・PSP RPG

いつものように親友と狩りに出かけた主人公。だが、普段は鳴らない村の警鐘が鳴る。
村に戻った彼らを迎えたのは、村人たちの無残な遺体と、焼き払われ変わり果てた村だった。
仇を討つべく旅立った彼らは、世界の命運をかけた、時さえも越える旅へと巻き込まれていく…。

優しい登場人物たちに彩られた、優しく温かい、けれど時として現実的で厳しい物語。
ハッピー一辺倒でないのが、シリーズの特徴でしょうかね。このしょっぱさがクセになりそうです。
目的も意図も判らないラスボスの心情が明らかになるED、ちょっと寂しくなりました。

テイルズシリーズは戦闘が単純命令式でないトコロが好きです。技術でLVをカバー出来るし。
料理に称号、隠しダンジョン等の、人によっては「どうでもいい」おまけ要素が沢山なのも嬉。
キャラ同士のボケツッコミ会話が、ボタンひとつで聞けるようになったのがとても便利。
デスティニーよりもキャラ同士の恋愛感情が表面に出ていて、とても微笑ましかったです(笑

PTメンバーは操作性のいい主役と回復担当が固定になる以外は、それなりに自由に組めるかな?
後列配置の敵の詠唱を止める手段は少ないけど、魔系か弓が一人居れば何とかなるだろうし。

SECで目を付けるも、弓使いが序盤でいなくなることを知り、当時はあっさり購入をやめました(笑
PS版で弓使いに技と追加キャラに忍者、PSPでフルボイス化・引継ぎシステム追加らしいですよ!


ファイアーエムブレム〜紋章の謎〜 任天堂/SFC シミュレーション

復活した暗黒龍により滅びた国アリティア。唯一脱出できた王子と数人の側近は、小国に身を寄せていた。
だが数年後、長らく平和だった小国にも戦が迫る。
故国を、そして世界に平和を取り戻すべく、王子マルスはついに立ち上がる!

スキあらば使える奴も使えない奴もヘッドハンティングして、ゴンゴン仲間を増やしつつ進んでいくゲーム。
このゲームの凄いところは、難易度。死んだ人間は、基本的に生き返らないという。どんどん減っていく恐怖!
育てる奴と切り捨てる奴を決めておかねば、本当にガンガン死んで、味方が減っていくのです。恐怖!
育ち易いキャラを選び、少数精鋭で計画的に育成するのが前提な、隙のない厳しさ。堪りません。

とはいえ、敵味方双方の攻撃力と防御力をきっちり計算すれば、不慮の事故が起きない限りは大丈夫でした。
味方が必殺を連続して、倒す→次が来る→倒す→次→(省略)→殺されるって事もありますが。
その難易度が面白いんですけれどね。計画&計算好きなら、がっちりはまりそう(笑

一人も死なずに第一部「暗黒竜と光の剣」第二部「紋章の謎」共に解くと、真のEDが見られるのですよ!
一部なら一人、二部なら五人までは生き返らせる事も可能なのですが…これには頼らない方が吉ですね。
敵の大半が龍になる後半は本当に厳しいので、保険にとっておくくらいが丁度な感じ。

マルスとシーダとカチュアとジェイガンさんが好きです。ジェイガンさん、スタメンじゃないけれど…。
普通に強いキャラより、鍛え甲斐のある子の方が燃えるわ。ドーピングで無敵マッチョ盗賊作成も可能だけど。

第一部はFC版のリメイク、第二部はその続編だそうです。FC版は私も未プレイです。見た事ないです(笑


SILENT HILL2 コナミ/PS2 ホラーアドベンチャー

ジェイムスの元に着いた、死んだはずの妻からの手紙。「あの町であなたを待っている」…
霧に包まれた町は静まり返り、存在するのは奇妙な化け物たち。
妻に似た女性、不思議な少女、奇妙な人々…出会いと別れを繰り返し、彼が辿り着く結末は…?

得体の知れないサブキャラ、視界の悪い町、闊歩する正体不明の敵。
やたら深くて先の見えない霧や闇の中、ライトと地図を頼りに進んでいく、頼りない冴えないおじさん。
アイテムを集めて、それを使って進んでいくあたりはバ○オに似てますが、世界の雰囲気やキャラの動きは別物。
生身の人間っぽさを感じました。人も武器も壁にぶつかれば止まるし、武器の構えや振りにタイムラグがあるし。

恐怖感も話の内容も、精神面で迫ってくる感がありました。
巨大な鉈を持ちゆっくりと追ってくる三角頭の正体、妻に似た謎の女性マリアの正体、そして主人公の…あああ。
ストーリー、凄くいいです。かなり難解ですが、本当に面白い。
個人的には、某超有名RPGより全然秀逸な物語だと思います。いや、本気で。

難があるとすれば、EDが沢山あるのに、毎回最初からプレイしないと終了ED数カウントされない事かな。
システム的に仕方がない事なんだろうけれど、マップが広いのでちょっと辛い。

私が見たEDは、In water、UFO、Rebirthでした。Leave、Mariaも一応内容知ってます(笑
ノーマルEDっぽい二つを見ていないのでナニですが、In waterED、大好きです。綺麗で悲しくて。

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