ゲーム語り

Vol.1Vol.2Vol.3Vol.4Vol.5

ナイトメア・ビフォア・クリスマスMOTHER3テイルズオブシンフォニアドラゴンクエスト8桜坂消防隊
デビルメイクライ3テイルズオブリバースドラゴンクエスト3女神異聞録ペルソナグランド・セフト・オート3

戻る

NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS CAPCOM/PS2 アクションADV

「ティム・バートン ナイトメアービフォアクリスマス ブギーの逆襲」長いよ!

ハロウィンタウンの王ジャックが町に戻ると、町は閑散としていた。
襲い掛かってくる骸骨や幽霊、町の異変。全部以前に懲らしめた"ブギー"の仕業らしい。
伸縮自在の"ラバー・ソウル"を腕に、ジャックは平和な町と友達を取り戻すべく、走る!

同名の映画の続編的な物語で、登場キャラクターも殆ど映画そのまま。ファンには堪りません。
本編の少し後の話で、サンディと友達だったり、サリーと仲良しだったり、ファンには(略
デビルメイ〜同様のミッション方式で、敵を倒しながら目標・目的地への到達でステージクリア。
ちょっとした行動で多少ストーリーが変わる場所もありますが、基本は一本道でした。

絵も原作イメージを崩さない丁寧な仕上がり、音楽は映画曲のリミックス中心、ファンには(略
音声は映画と違いますが、違和感はなかったです。ちなみに全英語で字幕、バイオ系ですね。
多少足が遅い→回避がし辛い気もしますが、操作性や難易度のバランスもいい感じ。
ゲーム中で拾う事で閲覧可能になるフィギュア、クリア時の総合ランクで出る特典等、オマケも。
コスチューム入手には最小ダメージや短時間クリアも必要ですが、各項目の
最高得点部分だけを上書きしていくので、一項目狙いで何度もやれば何とかなりました。

歌に合わせてボタン入力というミュージカル・バトルは、慣れれば簡単。
ですが、入力に必死で字幕(歌詞)が読み難いという落とし穴が。
成功率や何度目の歌バトル突入かによって歌詞も変わるので、ちょっと悔しいです。
他の難点は、次にどこへ行けばいいのか判らない時があるって程度かな。
からくりを解くのもノーヒントな事が多い・解くのにちょっと技術が必要な所もある・と、
やや不親切な部分も…昔のゲームなら、これくらい普通だったと思いますが(笑
オマケで観られる・聴けるムービーや曲がタイトルじゃなく数字の羅列なのも、そっと不便。

でもファンに嫌われる事はないんじゃないかな、キャラの性格も忠実に再現されてますよ。
個人的には、キングダム〜中のナイトメアよりもナイトメアらしい気がしました。←?


MOTHER3 任天堂/GBA サウンドバトルRPG

素朴で優しい村人に囲まれ、平和で小さな村で暮らす、ごく普通の幸せな一家。
ある日、村近くの森に火災が起こる。それは、平和な村に影を落とす前兆に過ぎなかった…

散々発売を危ぶまれたマザー3。今回はストーリーが異様なほど重かったです。
暗くて有名なドラッグオン〜と違い、ドットの可愛らしい絵だから尚更精神ダメージが…。
中途半端と言われるほど想像の余地が広く、普通に物語を読むのが好きな方には危険な一品(笑
逆に想像力が強ければ、キャラの裏やエンディング後まで想像で補えるんで、楽しめるかと。
最近は終始設定完備な作品が多いけど、昔はこういうのが多かった気がするな…。

戦闘は敵の種類ごとに変わる背景音楽に合わせてボタンを押し、コンボを繋げて大ダメージ!
という、サウンドバトルなるものが導入されてます。キャラの攻撃音ももちろん楽器音。
これが上手いと1.5〜2倍ダメージとかザラなので、サクサク進みます。
ステータス異常付加でボタンを押すリズムが聞こえたりするあたりも、親切設計です。
楽しいけれど、音ゲーとしても遊べる!というワケではないかと…色々緩いんで。

グッズの説明が短く簡単になってしまった代わりか、出会った敵を記録する図鑑が登場。
いちいち変な解説(あまり戦闘には役立たないけど)があって、これがなかなか愉快。
たらこマンの説明がタラコの作成方法を述べた後に、「それの"マン"だ」とか…解るか!

欠点は最初に述べたとおり、1や2とは別物とさえ言えるほどの重い物語展開。
端々に散りばめられた笑いでは補い切れないレベルでした。全く別物と考えて遊ぶべきかも。
難易度はサクサク足早に進めると少し厳しい程度。久々にボス戦で全滅したわぁ。


TALES OF SYMPHONIA ナムコ/GC・PS2 君と響きあうRPG

貧窮に喘ぐ世界を再生させるとかいう使命を持った、幼馴染の少女。
彼女を護衛し、使命を手伝い、また皆で一緒に平和に暮らす為、主人公は旅立つ。
ところが、世界再生には様々な犠牲と苦痛を伴う、捨て置けない事実が隠されていた…。

君と響きあうかどうかは個人差が激しくありそうですが、重めな物語が面白かったです。
重くて暗いストーリーながら、キャラが比較的明るかったので、けっこう気楽でした。
倒れる・攫われる・薄幸、と三拍子揃ったヒロインというのも久々かも。
設定が入り組んでる上に小難しい辺りは、2周してナンボな雰囲気が無きにしも非ず。

戦闘は3D仕様で二人プレイが難しくなったものの、一人なら問題ない感じでした。
通常攻撃から特技→秘技→秘奥義と四段まで繋がる攻撃も楽しかったです。
ただ、設置できる技数や繋げ方に限りがあるので、実際のバリエーションは少なかったり。
特定条件ながらも、通常の四段連携成功で最終奥義発動!とかは燃えました。
戦闘中にプレイキャラを変更できるのも、さりげなく便利。

隠しダンジョンを始めとするオマケも多数で嬉しかったです。
好感度によるパートナー決定は面白いものの、好感度変動は会話のみ…
相手によっては、他のキャラとの好感度を下げる方向で狙わないといけない辺りが面倒。
戦闘中の行動やプレゼントアイテムで変動ーとかだったら良かったのになぁ。


ドラゴンクエスト8〜空と(略)〜 スクウェアエニックス/PS2 RPG

〜空と海と大地と呪われし姫君〜、サブタイ長すぎです。

謎の道化師によって、醜い姿に変えられた自称・王様に仕える、赤バンダナの物語。
王様や旅先で出会う仲間と共に道化師を追う赤バンダナが知る、世界や己が出生の秘密とは?

3Dになったものの、今までのドラクエのシステムを踏襲していて、違和感はない感じ。
魔物と戦ってLVを上げ、世界を踏みしめ、物語を進めて行く…という。
3Dの弱点といえば酔いと迷子ですが、高めの視点と地図で何とかなってました。

仲間は固定、物語も王道かつ一本筋と、古来のRPGを思わせる造りはラクかも。
ポイント制のスキル習得がやり直し効かないんで、予備知識ないと厳しくなりそうですが。
錬金で手持ちのアイテムから、装備品を含めた新しいアイテムを作れるのは楽しかったです。

で、まずそこに弱点が…大半の錬金レシピが存在しないので、そこは手探りになるんですが、
失敗を重ねて手当たり次第試すには、釜の画面効果がちょっと鬱陶しいです。
戦闘でも魔法等の効果がマメに設定されすぎて、塵も積もれば〜で時間がかかるという。
キャラに限りない愛があれば、一挙一動をウヒウヒ眺めて楽しめる…かな…。

厳しかったのは、ダントツで所持金でした。とにかく始終ビンボゥorz
終盤の5分以上かかる集団戦で入る金は、3桁…しかも100とか200…不景気か。
錬金できるかもしれないから、装備品は売り難い→金ない→宝箱の装備品に頼る→厳しい。
ヒマさえあれば薬草作って売るという、行商人パーティーでした。

隠しダンジョンや二つ目のエンディングがあるのは、ちょっと嬉しかったです。
エンディングに人生選択の余地がないのが、遊びが少なくて寂しかったかな。


桜坂消防隊 irem/PS2 チームワークアクション

主人公は桜坂消防の若きエース。もう一人のエースである兄と共に、今日も現場に駆けつける。
災に呑み込まれ、消えゆく命…だがそれは、悲劇の幕開けに過ぎなかった…。

主人公である大地を操作して、工事現場・マンション・病院などの火災と戦うアクションゲーム。
共に現場に出る仲間やポンプ車に指示を出し、自分でも火を消しつつ、逃げ遅れた要救者を救出し、
ついでに遺留品を回収、あまつさえ爆弾解体まで自分でやっちゃったりしてエヘ☆なゲームです。

画面はまぁ微妙なんですが、ゲーム性・操作性共に優秀、隠れた名作ですよ奥さん。
罠と仕掛けを潜り抜け、指示を出し、思うように消火・救出・回収できた時の爽快感は堪りません。
一周する時間は短いものの、マルチエンディングなので、その時間がかえっていい具合です。

火消しアクションだけでなく、遺留品や助けた人たちから届く手紙を元に、
炎に隠された真犯人とその真意を探る推理モノな部分も、火災現場とのメリハリでいい感じ。
達成率による画像公開や隠しキャラ(操作可能)もあって、サルのように遊べました。

欠点があるとしたら、ストーリーモードで出てくる"消火ロボ"の無意味さかな…(コラ
ノーマルモードよりハードのほうが、簡単に高ランクを狙えるという不思議な部分も。
炎に突っ込んでいったり、足元の遺留品に気付かなかったりなNPCは、ある意味可愛いです。


デビル メイ クライ3 CAPCOM/PS2 スタイリッシュ・クレイジー・アクション

正義に目覚め、人間の女性と結ばれた魔剣士スパーダが、魔界を封じてから2千年。
彼の息子であるダンテの前に、怪しげなハゲが現れる。「きみのお兄さんからの招待状だよ☆」
行方不明だった双子の兄からの招待状、謎の塔と悪魔の出現―真相を求め、ダンテは武器を取る。

銃と剣を駆使した、スタイリッシュなアクションがウリのこのシリーズ、今回も格好いいです。
1作目で謎の敵として登場したお兄ちゃん・バージルが人間の形してますよウワァァァv(煩

2作目のストーリーが微妙だったので、心配していたんですが…見事に復帰していました。
1作目で謎だった部分は(多少)明かされ、様々な人間模様アリ、ホロリあり…面白かったです。

時空系列的には1より昔という事で、洗練される前のアクションだとか。
剣攻撃・回避重視等のスタイル選択・所持武器の選択など、今回のアクションはカスタム制。
以前ほど何でも出来る男じゃありませんが(笑)、特に不便は感じませんでした。

適当にボタン連打していれば、それなりに(見た感じは)スタイリッシュなアクションになります。
が、ライフゲージ上昇等のアイテム回収には、多少技術が必要…ごふり。

イージーモードなら、アイテム回収も難易度下がってるんだろうか。←ノーマルプレイでした


Tales of Rebirth ナムコ/PS2 君が生まれ変わるRPG

突如目覚めた力で、幼馴染を氷の中に閉じ込めてしまい、自分の殻に篭もる主人公。
謎の凸凹コンビに幼馴染は救われるが、復活早々、謎の男に連れ去られてしまう。
その事件を皮切りに、二つの種族の生きる世界は、今まさに、変貌を遂げようとしていた―

毎度面白い素敵な売り文句の付くRPG、今回のテーマは再誕。
基本的に人の心を描く話が多いテイルズですが、今作は変わらない信念でなく、移り変わり?
メインキャラ含め、多くの人が何らかの出来事に遭遇→変化していく様がモリモリでした。
後半はお遣い気味でちょっとダレたんですが、まぁ…RPGだしね。

戦闘は今までのアクション要素を含みつつ、TP観念が消えて、技が出し放題に。
ライン制度のお陰で、背後に敵が回りこみやすく、周囲へのフォローが大事になってました。
命令が出来なくなった分、戦闘中にもプレイキャラが替えられたり。
ちとメンド…

オマケ要素も相変わらず多数なんですが、戦闘システム的にソロ戦・コンビ戦が楽しいのに、
今回は格闘場が無いんですよね…残念。"ちゃんぴょん"になりたかった。
期間限定イベントが多いのも、ラスボス直前にフラつき始める私には、ちと切なかったです。
隠しダンジョン、自動生成的な似たマップ延々と歩かせるのは、やはりオマケだからですかね。


ドラゴンクエスト3〜そして伝説へ〜 エニックス(現スクエニ)/FC・SFC RPG

魔王が現れ、魔物は暴れ、世界は恐怖と混乱に包まれつつあった。
勇者は、世界を救うべく、有無を言わさず母親と王様に送り出され、魔王討伐の旅に出る。

1作目から有名だったらしいドラクエ3作目。懐かしいなぁ…(遠い目)
物語は1・2と同じ"勇者ロト"シリーズ。1・2をプレイした人にはドキッ☆な結末ですね。

これまでと違って、勇者の他、3人の仲間の職業と名前を自由に選択・命名できます。
後々の転職も考えたパーティーを組むと、序盤は厳しくとも、後半は…ウヒヒヒヒ。
SFCでは職業が増えていて、戦略性UP!…って、それ程でもないか、盗賊だし。

「あそこに行く為にこれが欲しいから、あの人の言う事聞いておこう」
RPGの醍醐味、見返り目的・初対面の相手のパシリもモリモリですが、それが楽しいから不思議。

プレイヤーは喋らないんですが、物語も楽しいです。
初期以外のFFとは違って、完成された物語を"読む"んじゃなく、世界を"辿っていく"感じ。

純粋に戦えば戦うほど強くなるので、時間はかかるものの、難易度は普通でした。
武闘家(女)と賢者(女)と盗賊(両方)が好きです。←序盤魔法使い不在プレイ(ちょっとマゾい)


女神異聞録ペルソナ アトラス/PS RPG・女神転生の異種?

入院中の同級生を見舞う為、病院を訪れた主人公たちの前に、突如化物が溢れ出す。
同時に彼らの内から生まれ現れたのは、「ペルソナ」と名乗る不思議な力、もう一人の自分―
運命に呑み込まれるようにして、彼らは、空間すら捻じ曲げられた混沌の街を走る。

アクの強い個性的なキャラに彩られる、奇妙で不気味な世界と、入り組んだ物語。
現代の街が主な舞台なので、景色や混乱っぷりが嫌にリアルで、衝撃は大きかったです。

長い戦闘時間、セーブポイントの少なさ、ダンジョンの複雑さ、悪質なまでの敵の強さ。
ついでに複雑なシステムで、万人にオススメは出来ない難易度ですが、物語はホンマ面白い。
各出来事・体験に関して、仲間のコメントを聞けるのも嬉しい所。エリーラヴ!

物語の本質に迫る通常の物語に加え、より不気味で難易度の高いアナザーストーリーも。
1周目からアナザーに行けちゃうってのがまた…;←1周目でアナザーに行っちゃったヤツ
えぇ、アイテム足りずバッドエンドでした。ラスボス必死で倒したのにさ!エリーラヴ!

時間に余裕がないと遊べない・敵の属性を意識しないと瞬殺・即死強力すぎetc…
手の出しにくいゲームですが、深層心理や難しいゲームが好きな方はどうぞ。


R18グランド・セフト・オート3 CAPCOM/PS2 アクション・やりたい放題

裏切られ見捨てられた主人公、舞台はアメリカ最悪の町、リバティーシティ。
権力者や悪党を利用し、時には利用され、盗み、殺し、街の名の如く自由に生きろ!

カーレース、アクション、シューティング。ミッションをこなし、EDを目指す…だけじゃ勿体ない。
主人公の足は街中を走るあらゆる車(窃盗)。武器と金は通行人から奪え(強盗)。

しょっぴかれてもワイロでOK、死んでも復活、地獄の沙汰も金次第。
…つまり、盗みも殺人もやりたい放題なゲームです。自由度無限大!※18禁です。

海外製のこのゲーム、ミッションはかなりシビアな物も。運次第な事も多々…。
失敗しても何度も挑戦できるので、その点は安心。ミッションの中で描かれる人間関係も愉快。

難易度は低くはありませんが、どんな車にも乗れて、好きに暴れられるのは爽快。
戦車を入手した瞬間の、あの爽快感といったらもう。えぇ暴走しましたとも。
そして暴走の挙げ句、うっかり自爆…死者と破壊した車の数がえらい事になってました。ヒィ!

交通ルールを警察すら守らないような世界なので、事故多発。死者も多数。
加え、ミッションの大半は「あいつを始末しろ」「あいつらを消せ」「殺して思い知らせろ」…
残酷な表現が苦手な方には、全面的にお勧めできません。


Vol.1Vol.2Vol.3Vol.4Vol.5

戻る